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中国個人情報保護法とは?

2023/7/7

中国個人情報保護法(PIPL:Personal Information Protection Law)は、2021年6月に制定され、2021年11月1日に施行された中国の個人情報保護に関する法律です。

PIPLは、個人情報の収集、使用、処理、転送、公開などについて、企業や組織に対し、明確な規制を設け、個人情報の保護を強化することを目的としています。また、PIPLは、GDPR(EU一般データ保護規則)やCCPA(カリフォルニア消費者プライバシー法)と同様、個人情報保護に関するグローバルなトレンドを反映しています。

PIPLは、個人情報保護に関する権利や義務、企業や組織による個人情報の収集、使用、処理、転送、公開に関する規制などを定めています。また、PIPLは、個人情報の収集、使用、処理、転送、公開について、個人の同意が必要であると規定しています。さらに、PIPLは、個人情報漏えいに対する責任や罰則を設けており、企業や組織に対し、適切な個人情報保護措置を講じることを求めています。
PIPLは、中国政府が最近導入した一連の個人情報保護に関する規制の中で、最も包括的かつ強力なものの1つであり、中国における個人情報保護に関する重要な法律となっています。

日本企業が中国個人情報保護法に準拠する必要があるかどうかは、企業が中国で個人情報を取り扱うかどうかによって異なります。
PIPLは、中国国内で個人情報を取り扱う全ての企業や組織に適用されます。したがって、日本企業が中国国内でビジネスを展開し、個人情報を取り扱う場合には、PIPLに準拠する必要があります。

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